学校法人SBC東京医療大学
附属クリニック
葛西整形外科内科院長 高橋 亨医師

本院は平成２０年１０月に開業以来、１６年間、葛西のプライマリーケアを中心に治療に携わってまいりました。大病院、中規模病院は、２、３年に一回医師が変遷していますが、プライマリーケアに携わる医院、診療所はそれでは務まりません。１人の医師が世代を又にかけて地域住民の患者様の顔を１人１人思い浮かべながら永きにかけて、患者様の健康管理をしていかなければなりません。その際、大事なことはその患者様の生活や人生に合わせた大病院とは一味違う医療の内容と方向性を提案し、共に希望を持って未来に向かって歩み続けることだと思います。
16年間同じ病院で医療活動をしていると通われている患者様も2つ、3つも世代が進んでいきます。学生だった患者様が親として子供を連れて来院したり、私の前で大泣きしていた小さな子供が立派な社会人として私の前に現れたりと改めて世代を越えて地域の患者様1人1人と顔をつき合わせて末永く医療活動をしていくことがプライマリーケアとして地域を把握していくうえでもとても重要なことと認識しております。
今後とも地域の皆様1人1人に大病院とは一味違った患者様に希望を感じていただけるような医療を展開していけるよう頑張らせていただきたいと思っております。