江戸川区・新小岩で膝の痛みにお悩みの方は新小岩整形外科へ

【院長が解説】膝の痛みはなぜ起こる?
膝の痛みは、膝関節周辺のトラブルによって生じる場合が多いです。その中でも特に、中年以降の女性の膝関節症が多いといわれています。しかし、高齢者やスポーツをしている方なども膝の痛みを発症することが多く、その要因は多種多様です。
では、膝の痛みはなぜ起こるのでしょうか?
人は2本足で立つため、重力と体重を支える膝には大きな負担がかかっています。歩行時には体重の約2~5倍、走る際には約5~7倍の負担が膝にかかるとされています。膝には、これらの負担が日々蓄積されているのです。
さらに年齢を重ねると、加齢や体重の増加もあり、膝の痛みを発症する方が増える傾向にあります。また、そういった症状は、特に筋肉量の少ない女性に多く見受けられます。
膝の痛み・動きにお悩みのある方は新小岩整形外科へお越しください
下記の項目に複数該当する方は一度、整形外科を受診することをおすすめします。
- 膝を怪我したことがある方
- 歩いたり立ち上がったりするときに膝が痛い方
- 30分以上歩くと膝が痛くなる方
- 正座やしゃがみ込みができない方
- あぐらがつらい方
- 膝に水が溜まって腫れている方
- 膝を動かすと骨が擦れて音がする方
- 脚を組んでると痛みが出る方
膝の痛みの主な疾患
膝の痛みをともなう疾患はさまざまですが、どの疾患に該当するかを個人で判断することは難しいため、整形外科での診断を受けることが重要です。
ここでは代表的な疾患について紹介します。
変形性膝関節症

変形性膝関節症とは、大腿骨と脛骨の表面を覆っている軟骨の質が低下し、少しずつすり減って、歩行時や立ち上がる際に膝の痛みが出現する病気です。
変形性膝関節症の主な症状は膝の痛みと水が溜まることです。症状が進行すると膝が曲げ伸ばししにくくなり、痛みも強くなって、生活に支障が出るようになります。
男女比は1:4で女性に多くみられ、高齢者になるほど罹患率は高くなる傾向にあります。また、ほとんど運動をしない方、膝を過度に使うスポーツをされている方、肥満の方も注意が必要です。
急性関節炎
急に膝が腫れ、熱を持って痛くなった場合は、痛風、偽痛風、化膿性膝関節炎などの病気が考えられます。
痛風は、40代以降に多い病気です。血液中の尿酸値が上昇して飽和溶解度を超え、「尿酸ナトリウム」という結晶が関節内に溜まると発症します。
痛風に似た名前の偽痛風は、急性関節炎のなかで最も多い症状です。これは、関節内に「ピロリン酸カルシウム」という結晶が沈着して起こる病気で、加齢や脱水が原因とされています。
化膿性膝関節炎は、関節内に細菌が侵入し化膿してしまう病気で、膝以外の場所で感染した細菌が血液に乗って流れてくることが主な発生原因といわれています。治療が遅れると命に関わることもあるため、痛風、偽痛風以上に注意が必要となります。
半月板損傷
半月板は膝関節内にあるC字型の軟骨で、衝撃を吸収し関節の安定性を保つ役割がありますが、強いひねりや衝撃により損傷することがあります。
主な原因はスポーツ中の急な方向転換や加齢による変性で、膝の痛みや腫れ、引っかかり感、可動域の制限などの症状があります。
特に激しい運動を伴うスポーツをしている方や中高年層に多く見られ、重症の場合は手術が必要になることもあります。
オスグッド・シュラッター病
オスグッド・シュラッター病は、成長期の子どもに多く見られる膝のスポーツ障害です。
ジャンプやダッシュなど膝に負担のかかる動作の反復により、膝下の脛骨粗面(膝蓋腱の付着部)が繰り返し引っ張られることで炎症が起こり、痛みや腫れ、骨の隆起を伴うことがあります。
特にサッカーやバスケットボールをする10~15歳の成長期の子どもに多く見られます。
発症した場合は安静やストレッチが有効で、場合によっては運動の制限が必要になることもあります。
自宅でできる膝の痛みへの対処法
膝の痛みは、病気や筋力の衰えなど、原因が複数考えられます。その原因や痛みの程度によって対処法は異なるため、自己判断は避け、整形外科などの医療機関に相談して対処する必要があります。
ここでは、医療機関の受診を前提に、自宅でもできる対処法を紹介します。
痛みの初期・痛みが強い・患部が熱を持っている場合
まずは安静にし、日常生活でもなるべく膝に負担がかからないように生活しましょう。また、患部が熱を持っている場合は、冷やすことで痛みが改善される可能性があります。
痛みが少ない・回復期の場合(痛めてから2週間)の場合
ストレッチで筋肉の緊張を和らげる

太ももの裏側(いわゆるハムストリングス)を伸ばすには前屈が有効です。太ももの筋肉は気付かないうちに硬くなってしまうものなので、日頃からストレッチを取り入れましょう。
これらのストレッチを行うには、身体が温まってやわらかくなる入浴後が最もよいタイミングです。また、筋肉を伸ばすときは、気持ちよいところで止めてください。心身ともにリラックスし、筋肉がやわらかくなる効果が期待できます。
無理のない運動で筋力をつける
運動不足によって筋力が低下すると、膝周辺の安定性が落ち、関節への衝撃が増えて痛みが発生しやすくなります。
筋力向上には運動が効果的です。ただし、いきなりランニングやきつい筋力トレーニングを行うと逆効果になります。まずは軽いウォーキングなど、膝に過剰な負担をかけない運動を取り入れましょう。
また、簡単な筋力トレーニングとして、椅子に座って膝を伸ばす方法があります。手順は以下のとおりです。

- 椅子に座り、片足を伸ばします。膝をまっすぐ伸ばすと痛む方は、少し曲げた状態でも問題ありません。
- 伸ばした足を椅子の高さまで上げ、10秒間キープします。
- 足を下ろし、数秒間休憩します。
- 1〜3を20回繰り返します。
こうした無理のない運動で筋力をつけると、膝の痛みを予防・改善できる可能性があります。ぜひ取り入れてみてください。
膝の痛みの治療法
ここからは、医療機関で実際に行う、膝の痛みの治療法をご紹介します。
筋力不足には運動療法
まず、筋力不足が原因で膝の痛みが発生している場合は、トレーニングやストレッチが効果的とされています。自宅でも簡単に取り組めることがメリットです。
痛みや炎症を抑える薬物療法
薬物療法には、ステロイド注射やヒアルロン酸注射、消炎鎮痛剤などが該当します。そうした薬剤を膝に注射することで、膝関節の滑りが向上し、膝の動きや痛みの改善が期待できます。ただし、薬物治療には副作用があるため、必ず医師の指導のもと適切に使用しなければなりません。
治療しても痛みが治らず日常生活に支障をきたす場合は手術
トレーニングやストレッチ、薬物療法でも症状が治まらず、日常に支障をきたす場合は、手術療法が必要になります。手術の方法は複数あり、膝の状態を見極めて選択します。
当院で手術は実施していませんが、必要な場合は他の病院を紹介するなどの対応をさせていただきます。
手術を避けたい場合は再生医療
「薬物療法の効果を感じにくくなったけれど、手術はしたくない」という方は、身体への負担が少ない再生医療が可能です。ご自分の血液(または脂肪)から有効成分を抽出し、膝に注射することで、膝の痛みの改善が期待できます。
痛みがなくなっても治療は継続しましょう
これらの治療の結果、膝の痛みがなくなったとしても、病気が完治したわけではないケースがあります。症状の再発や進行を予防するためにも、適度な運動や薬物療法の継続が非常に重要です。
新小岩整形外科の膝の痛みの治療について
ここでは、膝の痛みに対して当院で実施している治療を6つご紹介します。
運動療法
実は、膝の痛みは、股関節周りの筋力の低下など、膝以外の要因が原因となる場合が多いです。当院ではリハビリ(運動療法)を40分間丁寧に行います。患者様の動き方の癖や筋力など身体の機能を慎重に評価し、それに合わせた動作指導や筋力トレーニングを実施します。
バランスを取り体幹を鍛える運動
脚を横に開き、お尻の筋肉を鍛える運動
再生医療

当院の再生医療では、患者様ご自身の血液から有効成分を抽出し、膝に注射します。この治療方法は、膝の痛みに有効です。患者様ご自身が持つ自己修復力を利用することで、身体への負担を減らし、長い治療効果が期待できます。
再生医療の詳細は、こちらのページをご覧ください。
医療用矯正インソール

足首が痛む場合、原因の一つに「足首の倒れ込み」があります。その治療に効果的なのが医療用矯正インソールです。患者様一人ひとりに合わせて作成された、骨配列を矯正する医療用矯正具で、足首の倒れ込みを矯正する効果があります。
圧力波治療器(ショックマスター)

圧力波治療器は、圧力波を患部に当てることで痛みを緩和し、患部や周辺の細胞を活性化させることで回復を促進する治療器具です。慢性化した治りづらい痛みを取り除く効果が期待できます。
干渉電流型低周波治療器

電流で神経を刺激して筋肉を収縮させ、血流を促進することで、痛みの緩和が期待できる治療機器です。「電流」と聞くと強い痛みを連想する方が多いかもしれませんが、中周波領域の周波数を使用しており、皮膚抵抗値が低いため、通電時に痛みを感じにくい特徴があります。
遠赤外線治療器

遠赤外線により体を温めることで、血液循環や老廃物排泄の促進、新陳代謝や免疫力の強化、自律神経の調整などの効果をもたらす、全身に作用する治療機器です。患部を温めることで痛みが緩和される膝関節痛などに効果が期待できます。
まとめ
膝の痛みは、年齢や性別、日常生活やスポーツの影響など、さまざまな要因によって引き起こされます。変形性膝関節症や半月板損傷、急性関節炎など、その原因は多岐にわたり、自己判断での対応は症状を悪化させる可能性もあります。
新小岩整形外科では、膝の痛みに対してリハビリや再生医療、物理療法など多角的なアプローチを行い、患者様一人ひとりの状態に合わせた治療を提供しています。
膝の痛みにお悩みの方は、ぜひ一度当院までご相談ください。早期の受診が、スムーズな回復への第一歩となります。
監修医師 SUPERVISION

監修者
了德寺 大郎
役職
新小岩整形外科院長
詳細は以下のページをご覧ください
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- 名称
- 学校法人SBC東京医療大学附属クリニック 新小岩整形外科
- 診療科目
- 整形外科、リハビリテーション科
- 所在地
- 〒133-0044 東京都江戸川区本一色1-21-3
- TEL
- 03-5879-2271(代表)
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